自動車部品の金型製造でも活躍! 放電加工用グラファイトについて。銅との違いは?

 

自動車、PC・タブレット・スマートフォンなどのデバイス、家電製品、生活雑貨など、工業化が進んだ現代社会では、大量生産によりさまざまな製品が製造されています。そして、その大量生産に欠かせないのが金型です。

金型とはその名の通り金属でできた型で、型の中にプラスチックや金属等を流し込んだり、被加工物に型を押し付けることにより、均一的な形状のものを大量に、しかも安価に製造することが可能になります。

 

実はこの金型の製作において重要な役割を担っているのが等方性黒鉛です。

金型製作には、金属を加工機で直接削って製作する方法がありますが、工具では削れない金型材料や、複雑で精密な形状の金型には、等方性黒鉛を使用した”放電加工”と呼ばれる方法を用いると簡単に加工することができるのです。

 

放電加工電極の材料となる等方性黒鉛の性能、品質が金型の出来上がりを左右する重要な要素となります。 

今回は、等方性黒鉛と銅の特徴の違いについてご紹介します。

末尾で関連資料のダウンロードや製品のお問い合わせをして頂けますので

ご覧ください。 

放電加工(EDM)とは?

 放電加工プロセスで、グラファイトは電極*1として金属に形状転写して金型*2を作成します。その金型にプラスチックを流し込むと製品*3が作成されます。

(放電加工のメカニズムについては末尾のダウンロード資料でご紹介)

 

電極にグラファイトが使われている理由は?(銅との比較)

銅電極に比べグラファイト電極は以下のメリットがあります。

(詳細は末尾のダウンロード資料でご紹介)

 

等方性黒鉛の特長~軽量~

黒鉛と銅の「重さ比較」の実験動画です。
黒鉛は、金属材料に比べてかさ密度が低いため、
ハンドリングがしやすく、また装置や機械の軽量化が可能です。

 

 

等方性黒鉛の特長~耐熱性~

黒鉛の「耐熱性」の実験動画です。

黒鉛は、不活性雰囲気においては、2,000℃以上の高温化でも安定使用が可能です。

また2,500℃までは、雰囲気温度の上昇とともに強度が向上する特異な性質を持っています。


 

さらに詳しい情報を掲載した資料を末尾でダウンロードできます。

ぜひご活用ください。 

東洋炭素の強み

 

その1:幅広い製品ラインナップ

材料メーカーでもある当社は材料開発から自社で

行っており、業界でもトップレベルの幅広いラインナップを誇ります。

お客様のニーズに最適な製品をお選びいただけます。

 

 

その2:大型加工から精密加工まで

東洋炭素はカーボンのパイオニアとして素材の製造から加工まで一貫して行ってきました。

今まで培ってきたノウハウを活かした多種多様な加工が可能で、1個の試作品から多品種小ロット品・量産品までをご要望のサイズ・形状にて提供いたします。

 

 

その3:充実した技術サポート

当社では製品の設計・分析・検証などの各種技術サービスを展開しており、これまでの多くの知見により蓄積されたデーターと経験に基づき、お客様のニーズをくみ取った提案と課題の解決に努めています。

 


資料ダウンロード

1.放電加工(EDM)とは?

2.電極にグラファイトが使われている理由は?

(銅との比較)

3.東洋炭素の材料ラインナップ

4. 超緻密・精密電極用グラファイト材料TTKシリーズのご紹介

 

PDFでダウンロードできます。

 


製品のお問合せ/商談お申込みフォーム

東洋炭素では幅広いカーボン製品、処理技術ラインナップから、お客様のご要望に合った材質選定・技術提案を行うことができます。

また、製品製作用の図面がない場合でも、当社にてJIS製図に基づいた図面を作製するなど、設計の提案やサポートを行っています。

現在ご使用の製品をライフアップしたいなどご要望がありましたら、オンライン会議を当社から設定できます。

以下のフォームよりお気軽にお問い合わせください。 

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